悪い座り方は、腰痛の原因に成るのをご存知ですか?
私が、日々の施術で、腰痛の方を治療していて常に感じる事が有ります。それは、悪い座り方で腰痛に成っておられる方がとても多いと言う事です!
日常生活のなかで悪い座り方を改善するだけでも腰痛に成りにくくなりますので、普段からご自分の座り方に気を付けるようにしましょう。
ここでは、腰に悪い座り方にはどんな座り方が有るのかを書いていきます。
1、「横座り」
「横座り」は、お姉さん座りとも呼ばれる座り方で、正座から両脚をどちらか一方へ流した座り方です。
この座り方をされる方はとても多いと思いますが悪い座り方の代表的な座り方です。
この座り方は、足を横に出した側の骨盤が高くなります。したがって、左右の骨盤の高さに違いが起こりますので骨盤を歪めてしまい、その歪んだ骨盤の上に載っている背骨まで歪められてしまうので腰痛の原因に成ります。
さらに、「横座り」は股関節に強い捻じりが加わりますので股関節も悪くしてします。「横座り」が習慣に成っている方はすぐに止めて正座をするようにしましょう。
2,「女の子座り」
「女の子座り」は、アヒル座りとも呼ばれる座り方です
この座り方は左右の股関節が内側に捻じれた状態になりますので、股関節を悪くしたり膝や足首にも大きな負担が掛かります。
この座り方も、長い間に骨盤を歪めてしまい腰痛の原因に成りますのですぐに止めるようにしましょう。
3,「長座」
「長座」は両足を前に投げ出し膝を伸ばした状態で座ります。
この座り方は骨盤を後ろに大きく傾けさせてしまいますので腰の筋肉に大きな負担を掛ける事に成ります。この事は腰痛の大きな原因になるだけでなく、背骨が丸くなり猫背や肩こりの原因にも成ります。
長座は止めて、正座を心がけましょう。出来る事ならイスに座るようにしましょう。
4,「あぐら座り」
この座り方も、骨盤が後方に倒れてしまい腰に負担が掛かります。
腰痛の原因に成るだけではなく、猫背の原因にもなります。
あぐら座りをするときは、お尻の下に座布団を引いて骨盤が出来るだけ立つようにして座る事をお勧めします。
5,「足を組んで座る」
床や畳のう上に坐る時の座りかただけではなく、椅子に座る時の悪い座り方が有ります。それは、「足を組む」座り方です。
足を組んで座る時、上にしている足の骨盤は後ろに傾いてしまいますので、骨盤は歪んでしまいます。
足を組んで座る方はいつも決まった方の足を上にして座ることが多いので、骨盤に特定の決まった歪みが定着してしまい慢性腰痛の原因に成ります。
パソコン仕事などで長時間、足組をして座る癖のある方は、足組を止めて正しく椅子に座るように心がけましょう。それだけでも腰痛の予防に役立ちます!
ここまで、悪い座り方の代表例を5つほど挙げさせて頂きました!
もちろん腰痛の原因は、座り方だけでなく様々有りますが、悪い座り方を繰り返していると少しづつ骨盤の歪みや背骨の歪みを強めてしまい腰痛の原因に成るのです。日常生活の中で、悪い座り方をしないように、少し気を付けるだけでも腰痛の予防につながると思います。